東京家出×写ルンです25
店員さんには「女性には少なめの200gもできます」と言われたのが気になりつつ、300gのつけ麺を頼んでいた。
麺…多いわ。思ったより多い。
いつもほかの店のつけ麺だと並盛では物足りないのに。
ここの麺は太くてかためで、よく噛んで食べないと、昨日からまともに食べていない胃にはヤバそう。
そう思ってあらかじめ胃薬飲んでおいたぐらいだ。
3分の1ぐらい食べてすぐにお腹がいっぱいになる。
麺の量が多いのではなく、実はそんなに食欲があまりなかったのかもしれない。
楽しみにしていた海苔は、かつおぶしの粉をのせられて、つけだれにすでにほぼ沈没…溶けてなくなる前に味わう。
海苔の食感が感じられずにただのフニャフニャだ。残念。
つけだれの底には大きなチャーシューがいて魅力的なので、お腹いっぱいで苦しくなる前の段階で、少しずつ味わって食べた。
やわらかくておいしいよチャーシュー。
あつ盛りにしたけど、意外と麺が冷めるのは早い。
つけだれもどんどん味が薄く感じられるように。
しかし、麺が減らない。
たまごも丸々1個のボリュームだ。しかもこいつもあったかくないし。
冷めかけているつけだれの熱をさらに奪いやがった。
たまごを完食するころには、おいしいんだけど、お腹がいっぱいになってきた。
残したくなくて、麺をゆっくり噛んで消化しやすいように食べる。
時間がたつにつれて、お腹はますますいっぱいになっていく…全部食べられないかも。
店員さんが「スープ割りもできますんで!」とにこやかに勧めてくれて、気になったけどもう入りそうもない。
昨日からの疲労感と、満腹感でややぐったりしてきた。
夜行バスに乗るときはあまり満腹だと不安だ。
消化不良が怖くて最後の2口を諦める。
残して帰ることになったせいか、席を立っても店員さんも「ありがとうございました」と声をかけてくれず…
まぁ、ただタイミングが悪かっただけだと思いたいけど、1人でさみしく店を出た。
食事の思い出まで、ちょっと残念でさみしいものとなってしまった。
どーゆーことだろう。
おいしかったのは最初のほうだけだった。
きっと、これが私の感想なんだろう。
ちゃんと元気で楽しむつもりで来ていれば、こんなことにはならなかったかもな…
というか、そうだったらそもそも並ばないかも。
つけ麺は、地元でも並ばず食べられるもので十分たのしめますし、おいしいです。
以上。
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